てんかんって病気を知ってますか?
持病である『てんかん』について少しお話ししたいと思います。
この病気は大きさや頻度にもよりますが、100人に1人の確率で発症しているものです。
病気の特徴などを少しみなさんにも知っていただけたらと思います。
『てんかん』ってどんな病気なの?
てんかんは、神経細胞が過剰な活動起こすことにより、発作が繰り返し起こる脳の病気です。
症状は様々で、最も多いのが全身のけいれんです。ほかに、短時間意識がなくなったり、特殊な行動をしたりします。
発症率としては、100人に1人で、幅広い年齢に見られます。
発作などが起きるので、免許の取得にも大きくかかわってくる病気でもあります。
『てんかん』の種類
大きくわけて、部分てんかんと全般てんかんの二つに分けられます。
また、そこから、発作を引き起こす原因がわかる特発性と原因が不明な症候群性にわかれます。
遺伝はするの?
一部のものを除き遺伝はしません。
『てんかん』は治るの?
発作の70~80%薬や外科治療によって止めることができるとされています。
タイプによって治りやすいものと治りにくいものがあり、一概には言えないです。
てんかんにも様々なタイプがあり一人一人症状であったり、原因が異なるものです。
『てんかん』について、症状などどんな小さなことでもいいので、頭の片隅にでも置いといていただけると幸いです。
そんなてんかんを発症したころの僕も少し紹介させていただきます。
『てんかん』と僕
僕は小学5年生の時にはじめて発作が起きました。
登校途中に発作を起こし、知り合いだった先輩に助けられ、家に無事に帰ることができました。
ちょっとした小話ですが、助けて下さった先輩とは中学は別だったのですが奇跡的に高校が一緒でした!
何が原因かもわからなかったため、最初は脳神経外科に行き、MRIをとってのですが異常がなく、わかりませんでした。
そこで、母の姉妹に看護師をしている人がいて、色々伝えた時にてんかんではないかとなりました。
大学病院の先生を紹介してもらい、脳波をはかることになりました。
頭に色えんぴつでぐりぐり印をつけはかるためのものをぺたぺた貼って準備完了!
そうして、ベッドで寝なければならなかったのですが、初めての僕は緊張してなかなか寝れませんでした。
検査が終わり、先生との診察で『てんかん』であることがわかりました。
その時の衝撃は、未だに忘れられません。
自分が病気なんて信じられなかったし、ましてや、治らないと聞いた時には絶望しました。
自然に涙が出てきたことも忘れられません。
そうして、薬を飲み発作を抑制する日々が始まったのです。
最初は、薬の副作用もあり眠い日もありましたが少しずつなれていきました。
ですが、何度か発作が起き、薬の量も増やすことになったのです。
最近は、生活リズムなどにも気を配り、2,3年は 発作がでていません。
発症率を見ていただいたらわかるように『てんかん』を持った人は少なくありません。
また、脳波をとらないと判断できないこともあり、症状は出ているが自分がてんかんであることがわからない人もいます。
(実際に、母の友達の娘さんが症状は出てはいたが、それがてんかんで知らなかったというものがありました。その後検査をして、てんかんであることもわかり、治療をうけています。)
ニュースでもたまに、運転中のドライバーがてんかんの発作によって事故を起こしてしまうこともあります。
寝不足やストレスでも発作が起きやすくなる場合もあり、成人になると発作が起きやすい環境にもなります。
不治の病であると同時に、周りの方に知ってもらうことの難しい病気の1つであるとおもいます。
そんな『てんかん』のことを多くの方に知ってもらえればなと思います。
読んでいただき本当にありがとうございます。